
将来的には副業で食べていくつもりなんだけど、自営業者は加入できる年金が限られているから老後にもらえるお金が少なくて心配・・・
そんな悩みを抱えている、もしくは自営業だけど年金を増やしたい!という方におすすめの記事です。
この記事を読めばわかること

・付加年金とは
・付加年金を利用できる人
・付加年金のメリットデメリット
ども!最近老後の年金が心配になってきた、19歳のジョーシキブログ(twitter:@joshikiblog)です!
ズバリ、付加年金は最強のサブスクです。笑
付加年金とは
付加年金とは
付加年金は、保険料400円/月を払うことで、「200円×納付月額」が将来受け取れる年金に加算される制度です。

おやおや、400円毎月払ったのに、払った月の数の分だけ200円になって返ってくるなら、払った月の数×200円損じゃないか?
そう思ったかもしれません。ここだけの話、僕も最初そう思ってなんてブラックな制度なんだ!となりました。笑
ですが、付加年金は将来自分が受け取る年金の総額に上乗せされるのではなく、毎年の年金に上乗せされるのです。
言葉で言ってもわかりにくいので、具体的に計算してみましょう。
付加年金はめちゃくちゃお得。
付加年金の保険料は毎月400円。Amazon Primeの会員料ほどの料金を国民年金に上乗せして払うだけです。
年金は20歳から60歳まで納めるので、最長で40年納めたとすると、
400円/月 × 480ヶ月 = 192000円
つまり、付加年金として払うお金は19万2000円です。
では、この場合に上乗せされる年金額は、
200円/月 × 480ヶ月 = 96000円
つまり、96000円が毎年年金に上乗せされることになります。
そして、192000÷96000 = 2なので、たった2年で元が取れてしまいます。
言い換えれば、67歳以降は毎年9万6000円をタダでもらえてしまうのです。

「月額400円で、将来毎年10万円もらえるサブスク」みたいなものね!
超お得!!!
付加年金を利用可能な人
付加年金に加入できる人は、国民年金第1号被保険者と、65歳以上の人を除く任意加入被保険者です。
国民年金第1号被保険者とは、自営業の人や学生を指します。
なので一般の会社員や公務員、私立学校の教員などは加入できません。
加入できる人は、
- 国民年金第1号被保険者(自営業と学生)
- 65歳以上の人を除く任意加入被保険者
加入できない人は、
- 国民年金第2号、第3号被保険者(会社員、公務員、私立学校の教員など)
- 国民年金保険料の免除・猶予を受けている人
- 国民年金基金加入者
なので自営業と学生以外の、つまりほとんどの人は利用ができません。
しかし、その人たちは厚生年金に加入することができるので全く問題ありません。

自営業の人と学生は厚生年金に加入できないから、付加年金はその代わりに用意されている制度なのね!
付加年金のメリット/デメリット
付加年金のメリット
メリットは今まで述べてきたことが挙げられます。
- 2年で元が取れ、残りは毎年約10万円得であること
- 老齢基礎年金の繰下げ支給をすると、付加年金も同額増額される
- 付加保険料は所得から全額控除される
少し難しい話も出てきましたが、年金の仕組みの概要は今後解説して行きますので、ぜひご覧ください。
所得税と控除の税金のお話はこちらから。

付加年金のデメリット
デメリットは非常に少ないです。
- 67歳未満で人生を終えてしまった場合は損
- 老齢基礎年金の繰上げ支給を受けると、付加年金も同額減額される
67歳未満で人生を終えてしまう可能性ももちろんありますが、もし20歳から60歳まで最大限に納めたとしても、付加年金の保険料は20万円未満です。
40年間で20万円払うだけで、老後に毎年10万円が特できるのですから、人生を終えてしまって損をするリスクよりも、加入したほうがリターンは遥かに大きいと言えるでしょう。
それに今は人生100年時代です。年々平均寿命は伸び、老後に必要なお金は増えています。
月に缶ビールを2本我慢するだけで、老後に毎年10万円もらえるのです。

付加年金のデメリットはとても小さいんだね!
総評
毎年10万円得できる付加年金ですが、冷静に考えてみると1年あたりもらえる年金が96000円増えるので、月に直すと8000円しか増えていません。
自営業の人は厚生年金をもらうことはできませんが、厚生年金の平均受給額は14万7000円(国民年金含む)
自営業の人も受け取れる国民年金の平均受給額は55000円なので、厚生年金をもらう人は月に9万2000円も国民年金に上乗せされていることになります。
こう考えるといくら付加年金を駆使しようともらえる金額は少ないと言えます。
その分、現役のときに会社員の人よりたくさん稼ぎ、自分で老後に備える必要があるということになりますね。
自分で備える方法として、とてもおすすめなのがiDeCoです。
自分で運用して自分だけの年金を作る。こちらはまた後日解説しますね!
そこで、ここまで読んでまた一つ賢くなったあなたに、一つだけお願いです!
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意見をもとに日々改善を重ね、より良いブログ制作につなげていきたいのでぜひ、お願い致します!m(_ _)m
では、また次のジョーシキで!
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