
もうすぐ20歳になるけど、年金の仕組みとか、払わなければいけないお金が全然わからない・・・
ども!あと1ヶ月で20歳になる、ジョーシキブログ(twitter:@joshikiblog)です!
20歳になったら国民全員が払わなければいけない国民年金。他にも年金には色々種類があるのですが、今回はその基本を解説します。
この記事を読むとわかること

・年金の基本的な仕組み
・払わなければいけない保険料
年金制度とは
年金制度は、収入がある人が収入のない人を支える仕組みで、社会全体が助けあう制度と言えます。
年金として払うお金を保険料と言うのですが、保険料を払わなければいけない人は日本に住む20~60歳の全国民です。
そして、多く保険料を納めるほど将来自分がもらえる年金が増えます。
自分が払わなければいけない保険料の計算は後ほど行います^^
年金制度は3階建て
年金制度は、年金の種類で区別すると3段階に分けられます。
1階は国民年金。対象者は全員です。
2階は被用者年金。厚生年金や共済年金がこれに含まれます。対象者は会社員と公務員なので、ほとんどの人はこれに該当します。
3階は企業年金。厚生年金基金、的確退職年金、個人型確定拠出年金など、さまざまなオプションのような年金がこれに含まれます。
職業によって対象となる年金が異なります。
職業によって加入する年金の種類が異なる
まず、1階部分の国民年金は全員の加入が義務です。
会社員の方は1階部分の国民年金に加えて、2階部分の厚生年金に加入します。
公務員、私立学校の教員の方は1階部分の国民年金に加えて、2階部分の共済年金に加入します。
自営業、学生の方は1階部分の国民年金のみにしか加入できません。
なので将来もらえる年金も少なくなってしまうので、後述するさまざまな制度を積極的に利用する必要があります。
保険料
国民年金は定額制です。2021年現在、毎月16610円を払わなければいけません。
まとめて納付すると割引になる「前納制度」もあります。2年前納では15850円、1年前納では4180円割引になります。
厚生年金・共済年金は、「毎月の給料×保険料率」で保険料を求めます。
また、悲しいことにボーナスにも保険料はかかるので、その場合も「賞与×保険料率」で保険料を求めます。
保険料率は2021年では18.3%です。

昔は年金ごとに保険料率が違っていて複雑だったんだけど、全て18.3%で統一されるようになったんだ!

でもそのせいで保険料率が引き上げられたから負担は大きくなったのよね。。。
保険料率は近年引き上げられましたが、実は保険料は個人と企業が折半して負担するので、その痛みは和らげられています。
なので個人が支払う保険料は実質「毎月の給料×9.15%」で求められます。
〈例〉毎月の給料が30万円の人の厚生年金保険料
30万円×9.15%=27450円
※実際は毎月の給料ではなく、標準報酬月額を使うのですが、ここでは割愛します。
その他制度
先ほど述べたように、自営業や学生は国民年金しか利用できないので、将来受け取る年金も少なくなってしまいます。
これを避けるために利用できる様々な年金制度があります。
付加年金は、月額400円を上乗せして払うことによって将来の年金に(200円×納付月数)を上乗せすることができます。
付加年金についての詳しい解説はこちら。

国民年金基金は、自分で掛金を決められて年金額を確定できる制度、
個人型確定拠出年金(通称iDeCo)は、自分で掛金を決めて金融商品を使って運用し、自分だけの年金を構築できる制度です。
他にも年金を増やすための様々な制度が存在しますが、常識レベルは超えてしまうのでここでは割愛します。
図解とまとめ
この図解をスクリーンショットしておけば、この記事の内容をいつでも振り返ることができます!
20歳を過ぎたら払わなければいけない年金。自分がどのくらい払うのか、そして老後をいかに安心して暮らすかは年金の知識があるかにかかっています。
今後も生きる上で大切な「お金」に関する基本知識を解説していくので、ぜひご覧ください!
それではまた、次のジョーシキで!
コメント