コロナワクチンのデマが広がる理由【ワクチンの歴史を解説】

科学の常識

ども!ゴミの分別が苦手すぎるジョーシキブログ(twitter:@joshikiblog)です!

本日は、「コロナワクチンのデマが広がる理由【ワクチンの歴史を解説】

日本のワクチン接種率は日々上昇し、2回接種を完了した人は2021年8月3日現在で国民の30.7%に達しました。

ですが、以前解説したように、日本が集団免疫を獲得しコロナ禍を収束させるには国民の約50%が免疫を持つ必要があります。

※その記事はこちら。

コロナワクチンは打つべきか?集団免疫を獲得するために。【論理的に考察】

なのでワクチンに関する様々なデマはなくすべきと考えます。

ではそのために、なぜコロナワクチンのデマが流れたのか、解説していきます。

ズバリ、結論は「コロナワクチンはまだ実験段階の最新型ワクチンであるから。

ジョーくん
ジョーくん

ワクチンの歴史から振り返っていくぞ!



伝統的ワクチン

生ワクチン

生ワクチンは、人類初のワクチンで、ウイルスを弱くしたものを注射し、体がそれと戦うことで免疫を得るものです。

このタイプのワクチンは1798年にイギリスの開業医、エドワード・ジェンナーにより、天然痘の予防法として開発されました。

科学史上はこれが人類にとって初めてのワクチンでした。

この後、パスツールやコッホという研究者たちが「ウイルスを弱くしたものを人工的に培養し、それをワクチンにする」研究を進めて発展していきました。

しかし、この生ワクチンはウイルスを弱くしただけなので、ワクチンを打って発病してしまう可能性があり、安全性としてはいまいちでした。



不活化ワクチン

生ワクチンが進化し、ウイルスを殺したものを注射するようにしたのが不活化ワクチンです。

ウイルスを殺してから注射するのであれば、接種された人もその病気にかかるリスクは減ります。

したがって生ワクチンより安全なワクチンが完成しました。

しかし、殺したウイルスを使用して安全になった反面、ワクチンの効果も低くなってしまいました。

なのでこの頃からワクチンは2回打つものに変わったのです。

シキちゃん
シキちゃん

便利にはなったけど、生ワクチンも不活化ワクチンも、ウイルスを使うからウイルスを大量に培養する必要があって手間になるんじゃ・・・?



組換えワクチン

組換えワクチンは、ウイルスが持つ特定のタンパク質を人工的に製造し、それを注射するものです。

実は、生ワクチンも不活化ワクチンもウイルスを使用するので、ワクチン大量生産のためにはウイルスも大量に培養し、加工する必要がありました。

それはとても手間がかかり、生産コストも多くかかってしまいます。

そこで発想を変え、「ウイルスそのものじゃなくて、ウイルスが持つタンパク質に対して免疫をつければ良いのでは?」となりました。

ウイルスは膨大な数の種類がありますが、それぞれが自分の種しか持っていない、特定のタンパク質を持っています。

(新型コロナウイルスであれば、Sタンパク質と呼ばれるものです。)

なのでウイルス全体に対して免疫を持たせるのではなく、そのタンパク質のみに免疫を持てば十分なのです。

そうなると、ワクチンを作るのに必要なのはそのタンパク質だけになり、それを人工的に作れば良いのでコストが大幅に削減できます。

シキちゃん
シキちゃん

ウイルスが持つ特定のタンパク質だけ作れば良いから、コストが小さくなるのね!

ジョーくん
ジョーくん

天才的な発想だ・・・

もうこれ以上の進化は考えられない・・・(_ _).。o○

ジョーくんの気持ちもわかりますが、ワクチンはまだまだ進化します。笑

それが新世代ワクチンです。



新世代ワクチン

ウイルスベクターワクチン

ウイルスベクターワクチンは、ウイルスの設計図だけを作り、あとは人体の中で完成させるものです。

細胞の中にはDNAがあって、それらが複製を繰り返すことによって細胞分裂を繰り返す、と言うのは学校の生物で習いましたね?

結果的にはDNA1本から、2本のDNAが作られる、アレです。笑

この仕組みを利用すればよいことに人類は気づきました。

伝統的ワクチンでは、必要なものを研究所で培養してから注射していましたが、新世代ワクチンでは培養する必要すらなくなったのです。

設計図を送り込めばあとは人体が勝手に培養してくれる、それがウイルスベクターワクチンです。



しかしながら、このウイルスベクターワクチン、重大な副作用がありました。

実はウイルスの設計図を送り込むのに、別のウイルスを使用するのですが、このウイルスが原因で死亡したり、がんになったりする人が一定数いたのです。

つまり、設計図を送り込むという発想は素晴らしいのですが、実現には課題が残っていました。

核酸ワクチン

あるイノベーションにより、ウイルスベクターワクチンは進化しました。

あるイノベーションとは、DNAを遺伝子の中の狙った場所に壊さずに送り込める技術が生まれたことです。

これにより、ウイルスベクターワクチンではウイルスの設計図を運ぶウイルスが必要でしたが、それが核酸ワクチンでは不要になりました。

つまり、核酸ワクチンとは、ウイルスの設計図(DNA)を人体の遺伝子の狙った場所に送りこむワクチンです。

これでコストは伝統的ワクチンに比べれば大幅に下がり、大量生産がより簡単になりました。



mRNAワクチン(最新型)

mRNAワクチンは、ウイルスの設計図(mRNA)を遺伝子の狙った場所に送り込むワクチンです。

核酸ワクチンとほとんど同じですが、違いはウイルスの設計図としてDNAを使うのか、mRNAを使うのか。

mRNAはメッセンジャーRNAと読み、細胞ではDNAが複製をする時に一時的に情報が転写されます。

つまり、DNAをウイルスの設計図として送り込むのではなく、DNAを作る物質をウイルスの設計図として送り込むのがmRNAワクチンです。

シキちゃん
シキちゃん

設計図の設計図を送り込むイメージね!



なぜデマが流れたのか

コロナワクチンは危険、という情報が出回ったのは、コロナワクチンがmRNAワクチンであり、最新型だから

実は、mRNAワクチンはまだ実験段階なのです。

今から数年前にこのmRNAワクチンは開発され、理論的には正しいものの、「あと10~20年ほどで実用可能」とされていました。

しかし、2020年に新型コロナウイルスが蔓延し、急遽、研究中だったmRNAワクチンが猛スピードで開発されました。

シキちゃん
シキちゃん

現在ワクチンの主な製造会社であるファイザー、モデルナ、アストラゼネカなどは元々このmRNAワクチンの研究をしていたから比較的早めにワクチンを作り出せたんだ。

そのため、コロナワクチンは動物実験や理論面はクリアしたものの、人体に対する検証・実証はされないまま使用されているのが現状です。

確かに、完璧に安全と証明されたわけではないので何か予想外の副作用がある可能性があります。それは事実です。

ですが、「ワクチンの中にマイクロチップが埋め込まれていて、打ったら洗脳される」だの、「腕に磁石がくっつくようになる」だの、「遺伝情報が書き換えられる」だの、意味不明なデマは事実ではありません

そういったデマを信じている人こそ、誰かに洗脳されていると思います。

ジョーくん
ジョーくん

つまり、コロナワクチンは実験段階のmRNAワクチンであるから、今後どのような副作用が現れるかわからない、という不安から様々なデマが生まれてしまったんだね。

インターネットが発達し、膨大な数の人間が情報を発信できるようになった現代。

データは簡単に手に入りますが、それが正しいのかをきちんと見分けられる人しか、インターネットを使えている人とは言えないのではないでしょうか。

様々な情報を鵜呑みにすることなく、自分で考えられる賢者でありましょう。



ここまで読んでまた一つ賢くなったあなたに、一つだけお願いです!

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では、また次のジョーシキで!

 

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